妻の実家への帰省と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
「楽しみ!」という方もいれば、「考えるだけで憂鬱…」という方もいると思います。
私はどちらかと言えばあんまり行きたくないタイプです。
正直、疲れます。
なんなんでしょうね、何が疲れるかって言われると具体的に何が嫌だってわけではないのですが、やっぱり自宅のペースでは過ごせないのが嫌なのかな。
一時的にかかわる人数も増えるから、普段より気を遣うのかもしれない。
まぁとにかく疲れて後半あたりにはもうぐったりして帰りたくなっちゃうのが常です。
毎回次回どうしようと反省をするのですが、なかなかいざ帰省してみるとその反省を生かそうとすること自体が難しい状況に陥ってしまいます。
例えば「一人になれる時間を作る」とか、やるべきなんだけど、できない。
ダメって言われているわけではないのだけど、できない。
優しすぎるのかもしれませんが、たぶんこういう人は多いんじゃないかな。
そんなわけで、次回の自分への申し送りの意味も込めて、こういう点に気をつけよう、というところをまとめていきたいと思います。
1.帰省の期間は短めに
まず「帰省は苦しいもの」という前提をインプットしておきましょう。
これで楽しければ儲けもんですが、たぶんこの通りになります。
そんなわけで、自分のためにも親族のためにも、期間を短めに設定しましょう。
可能であれば「一泊二日」。
難しければ「二泊三日で遅出早帰り」。
子どもが大きいのであれば、「自分は行かない」「子どもと留守番」「自分だけ早く帰る」という選択肢も出てくるかもしれません。
車移動だとなかなか難しいかもしれませんが、公共交通機関を利用した帰省を組み合わせれば、結構いろいろな選択肢が見えてきます。
大切なのは「帰省は苦しい」ということを自分だけでなく、周りの関係者にもやんわりと伝わるようにしておくことです(言葉にしてはおしまいです)。
ちなみに私は次回は「子どもと留守番」あたりを狙ってみようかと思っています。
そのためにも友人との飲み予定をどしどし入れようと思います。
2.暇つぶし道具は多めでもいいくらい!
優しいあなたはきっとこう思っているはずです。
「せっかくの帰省で普段合わない親戚と会うのだから、交流を”すべきだ”。しかも会話による交流を”すべきだ”」
ええ、わかります。それがたぶん求められている姿勢です。
でも、「そんなに話のあう親戚はいない」という諦めが必要です。
それよりも穏やかに、機嫌よく同じ時間を過ごすために、とにかく暇つぶしアイテムを多数用意していくことが重要です。
その点、ニンテンドースイッチは1人~4人まで、しかも簡単な操作で遊べます。
もし持っているなら、これをもっていかない手はありません。
多少荷物が増えても、ゲームは持っていくのが吉です。
ゲームさえあれば、帰省先で雨が降った日も楽しく過ごすことができます。
交流とは、会話だけではありません。
同じ時間、同じ空間で過ごすだけでも立派な交流です。
相手のことは知れないかもしれないけれど、そもそも知る必要もありません。
ゲームして同じ時間を過ごせれば十分なのです。
ということにしておきましょう。
3.ネット環境を忘れるな
ゲームだけでは、親戚の中には頭の固いおじさんやおばさんが許さないかもしれません。
そんなときのために、ネット環境は必須です。
YoutubeやAmazonPrimeなど、皆で映画を観れば文句はないでしょう。
親のあなたも、昼間の疲れをいやすために、ドラマを一人で見てもいいかもしれません。
ネットに癒しを求めるのは少し寂しい気もしないではないですが、「帰省とは苦しいもの」。
行ってみれば戦場と同じようなものです。
なんでもいいから自分を癒し、機嫌よく帰省を乗り越えるために利用できるものは利用すべきです。
自分を鍛えるのは、帰省を終えてからでもいいではないですか…。
4.子どもの面倒を見ることに徹しよう
はっきり言って、妻の実家に帰省するときには、アウェイへと赴くことと認識してください。
そこは、あなたのための家ではないのです。
しかもあなたはゲストです。
ゲストですが、本当のところはゲストのおまけ、みたいな立ち位置になります。
あなたに求められているのは、ずばり「子どもの面倒をみる」くらいしかありません。
正確に言えば「子どもが飽きないように工夫する」ことを求められています。
結構高度かもしれませんが、選択肢は結構ありますので、2.3.のようなゲーム・ネットを活用しながら、例えばおじいさんと釣りに行く、おばあさんと買い物に行く、など色々と子どもが飽きないようなアクティビティを提案するといいと思います。
子どもとじじばばだけでできるアクティビティを提案できれば、それが最高ですが、それには様々な条件が合わないと実現しないため、まずは手ごろに思いつく、無理のないものから提案をしていきましょう。
基本は「自分には子どもの面倒をみることが求められている」という思いを持っていれば、その姿勢を評価してもらえるはずです。
とはいえ、そこに自分の楽しみも絡めればより機嫌よく帰省を終えることができるはずです。
5.あらかじめ一人になる時間を申告しておく
1~4までの対策をしたところで、やっぱり疲れてしまうと思います。
それが当然です。
どんなに親戚がいい人ばかりでも、疲れて当然です。
疲れる自分に罪悪感を感じる必要はありません。
そこはアウェイなのです。
戦場なのです。
とはいえ、どんなに屈強な兵士も、ずっと前線にはいられません。
大切なのは、「帰省は苦しいものだ」という理解のもと、どのような対策を取るかです。
私は5.として、事前に休める環境を作っておくことを提案します。
どこでもいいので一人になりましょう。
近場の喫茶店に1時間から2時間ほど行けるように、妻に協力を仰いでください。
ひょっとしたら妻は「むっ」としちゃうかもしれません。
そんな時には、「一人の時間がないと、俺は不機嫌になっちゃうと思う」と伝えれば、きっとわかってくれます。
わかってもらえないならば、思いっきり不機嫌になってぶち壊してみてもいいでしょうし、黙って一人になってもいいと思います。
あなたが大事にすべきは、あなたです。
あなたが機嫌よく過ごすことが帰省の成否を決めると思ってください。
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以上、妻の実家に赴く子持ちの男性に向けて楽しい帰省を実現するための提案を列挙してみました。
「帰省は苦しい」。
でも、これからも全く帰省をしないわけにはいきません。
年に一度か、2年に一度か、頻度はまちまちかもしれませんが、生きていれば親族とかかわらずに生きていくことはできませんし、助け合ってこそ親族だと思います。
だから、必ずしも一回一回を全力投球しなくてもいいのです。
むしろ手を抜くべきだ。
これから一生やっていく可能性もある事業なわけです。
だから、「ただ一泊二日機嫌よく過ごす」、これくらいの目標設定がちょうどいいと思うのです。
願わくば、次回のあなたの帰省と私の帰省が機嫌よく終われるものでありますように。
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