【読了】ベーシック・インカム(原田泰著、中央公論社新書)

ベーシック・インカム - 国家は貧困問題を解決できるか (中公新書)
ベーシック・インカム - 国家は貧困問題を解決できるか (中公新書)
中央公論新社
大変楽しく読めた。
現実的に可能だと、データをもとに説明してくれている。
早く実現してくれたらいいのだけど…
でも世界中でまだ一カ国もやったことがないってのはどうしてなんだろうか?

以下、面白いと思った箇所。
・貧困はお金のないことなのだから、お金をばらまけばいい。
・バラマキのほうが無駄な公共事業などより平等でプラスになることが多い。
・バラまかない政策は基準の調査など無駄が生じる。

なかなか歯切れのいい展開も良かった。
自分の論拠の曖昧なところもしっかりと記載していて好感が持てる。
まめ、その上で現行よりはマシという結論もその通りだと感じる。

とどの詰まり、変えたくないから変えないのだ。
貧困が少数派だからってのもあるだろうし、頑張って働いている意識のある人はなんで働かないやつをバラマキで助けなきゃならんの?と思うのもわかる。
でも、それで貧困を解決できてないのだから、議論にはならない。
そして、著者も言うように、ベーシックインカムによって経営者と交渉ができる従業員は多く出てくるはずだ。
無理してブラック企業で搾取される世の中も変わるんじゃないでしょうか?

月7万ですよ。死ぬまで。
一人で生きていくなら、あと2-3万円あれば自分は十分だ。
そうなったらどう生きていきたいかなぁ。
バイトとボランティアでもいいかもなぁ。

辞令交付式への違和感(みんなよく参加するなぁ)

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